2013年 大阪中上級 第5回 (2013.10.22)

身体の感度、思考の深さが変わっていく   滋賀 大学生 23歳 男性 KI

 今回は、久しぶりの道塾ということもあり、改めて宇城先生という師に学ばせていただいているということの有難みを実感いたしました。
 今回もそうですが、日常の中で、誰も教えてくれない「目に見えない世界」を、先生は雑誌や映像を用いて、私達にもわかるように説明してくださいます。その度に、「こんなことは誰も教えてくれなかった!」という感動と、どこまで行っても、「宇城先生が身体で感じておられることを、科学は後追いしているだけなのだ」ということも、改めて実感いたしました。
 何事も、頭で考えることから始めてしまう私ですが、先生のように、まず自分の身体にある感覚からものごとを考え、検証することができれば、きっと人生がもっと楽しくなるに違いない。そのように感じています。やはり、横着をやめ、謙虚に、丁寧に日常を過ごす。これこそが、先生の生きてこられたような、豊かな人生に直結するのだと考えます。常に身体で考える。これを習慣にできるように日常を過ごし、さらに様々な学びを深めて参ります。
 また今回、三段重ねに寝転んで重なっている塾生の、一番上の人の胸に先生が指をあて、指先から気を送ると、先生が宣言された段の塾生が痛がる。という検証がありました。先生が「最初は一番上の人だけ」というと、一番上の人だけが痛がる。「次は真ん中の人」というと、真ん中の人だけが痛がる。といった具合です。この時、私は真ん中の段にいましたが、先生が自分の段を宣言され、気を送った時に感じた痛みは普通の痛みとは全く異質のものでした。しかもそれは、先生が意識した人にだけに届きます。このような検証は、私の感覚ではとても理解できる内容ではありませんでした。
 「なぜ?」ということが頭から抜けません。しかし、確かに事実として、そのような現象は起こっているのです。「気」の不思議さを感じた瞬間でした。理屈は分からないけど、確かにそこに現象は存在している。これは私たちの日常にもよくあることです。しかし、「そこに一体どのような意味があるのか」と考え、検証していく。あるいはそこに畏怖の念を持つ、という姿勢を私達現代人は忘れてしまっているように思います。そのような心持ちでは、5%しかわかっていない人間の世界を、さらに自分の理解できる世界に縮めてしまいます。果たしてそれが豊かな人生と言えるのか。様々な思いが巡ります。既知の5%の世界に生きるか、未知の95%の世界に生きるか。どちらで生きたいかと問われれば、やはり95%の未知の世界で生きたいと私は感じます。そのためにすべきことは何か。改めて日常を見つめ直して参りたいと思います。

 感想文を書かせていただいていて思うのは、「先生はずっと同じことをおっしゃっている」ということです。私も感想文では、何度も同じことを書いているように思います。しかし、その感じ方、深さが少しずつ変わってきているように感じております。これは他のセミナーなどでは、あまり感じられないことなのではないでしょうか。道塾で学ばせていただき、もちろん新たな知識も増えますが、何よりも、私のレベルの低い程度の話ですが、身体の感度の深さ、思考の深さが変わっていくことに喜びを感じております。これからも宇城先生という師に学び、精進して参る所存です。

 

「できない言い訳」だけの自分の心を言い当てられた   岐阜 会社役員 50歳 男性 HA

 開講前の「TED」(ロベルト・ダンジェロ、フランチェスカ・フェデリ夫妻の「わが子の病気から学んだ人生の教訓」)に特に感銘を受け、後日再度インターネットで検索して視聴しました。
 親として脳に障害を持つ子供に対する責任感や義務感から子供を「失敗」と考えてしまい苦悩する中、治療としてミラーニューロン手法をとりいれたりハビリ中にロベルト氏が息子マリオ君から「子供は親の手の動きを見ているのではなく、親のすべてを見ている」と気づかされたというくだりに感動しました。
 同時に「子は親の思う通りにならず、親の通りになる」という言葉を思い出し、子供に対する接し方を考えさせられました。これは子供のみならず、他人に対しても自分の心なき言動・行動は見透かされるということでもあると思います。
 自分を変えること、気づき自分から動ける人となることの大切さ、宇城先生の仰る一人革命の大切さを改めて感じました。
 また、授かったものの足らないものばかりに目を向けるのではなく、授からなかったことをチャンスと捉えたという言葉にもとても重みを感じ、努力無しにできない言い訳だけを考えてしまう日頃の自分の心を言い当てられた気がします。
 番組中でマリオ君の両親の言葉が宇城先生がいつも仰っている言葉の内容と合致しており、このビデオを塾生に見せたいというお気持ちがわかりました。

 まだまだ宇城先生の教えを実践するには至っていない自分ですが、少しでも変わることを目指していきたいと思います。
 今後も驚きと発見、気付きを求めて宇城塾で学びたく、宜しくお願いいたします。

 

わからないことがたくさんある それだけ希望もたくさんある     大阪 営業 40歳 男性 ES

 軸のある型と軸のない型との違いを披露していただきました。
 一目瞭然でした。軸のない型もそれだけを目にするかぎりでは別に違和感はありませんが、軸のある型と見比べてはじめて違いがはっきりするのです。
 一度それに気付くと、今度から見紛うことはありません。ただどこがどのように違うのかを説明することはできません。
 私自身の勉強不足もありますが、最先端の科学理論や物理法則をもってしても説明できないのではないかとさえ感じました。
 肝心なのはしかし、説明することではありません。
 ミラーニューロンのお話でもありましたように、それをいかに「うつす」かだと思います。

 冒頭で紹介された映像のなかに、生まれつき脳梗塞を患う男の子の話がありました。
 体に問題はあっても心は普通の子供となにも変わらない。そう改心した親の愛情を一身に受けて彼は体の問題を克服したのです。これは「うつす」ということの好例ではないでしょうか。

 我々にはまだわからないことがたくさんあります。人間の可能性もそうです。でも、わからないことがたくさんあるということありがたいことだと思います。言うなればそれだけ希望もたくさんあるということではないでしょうか。
 これからもこの道塾を通して、わからないことのありがたみをかみしめていきたいと思います。
 ありがとうございます。

 

心で思ったことが相手の行動に表れた   滋賀 営業 32歳 女性 AF

  今回の道塾では「気」を本当によく感じさせていただきました。
 見えない世界ですが、確実に感じることができて、すごく嬉しかったです。

 一番印象に残ったのは、宇城先生が人の二列の間を歩いていらっしゃった時でした。
 私たちは普通に歩いた後、踵で歩いてみましたが、宇城先生がそれより上のレベルの歩き方を見せてくださいました。
 その際、前を通られたときに、急に汗が出ました。私はあまり汗をかかないので、一瞬手が汗になったことに本当にびっくりしました。
 宇城先生のパワーをとても身近に感じることができて、非常に印象的でした。

 また、気が流れている時に相手に心が通じることにも感心しました。心で思ったことが相手の行動に表れたことで気の無限性を感じました。昔の日本、昔の侍の方々のレベルはこのぐらいだったと考えたら、鳥肌になります。

 また、ライトを照らすことを教えていただきました。相手に向く前に、心のライトをその方向に照らし、向くこと。それによって心が伝わるのかなと思いました。
 それで愛が発生し、相手をゼロ化させるかなと思います。
 実践してみて、自分と相手を観察したいと思いました。

 道塾の後、かなり遅くなって、次の日に起きにくいかなと思いましたが、簡単に起きることとができただけでなく、職場でパッと仕事ができ、昨日迷ったことも迷わなくなり、やってしまうようになりました。
 不思議に、昨日と全然違い、面倒だと思ったこともどんどん済まして、とても気持ちがすっきりで楽な感じします。
 この気持ちを大切にし、コーヒーみたいに温度が下がらないように、一人革命のように毎日を過ごしたいと思います。
 ご指導誠にありがとうございました。

 

統一体には心や生き方すべてが含まれている   大阪 会社員 45歳 男性 MA

 「子供は、手の動きだけではなく、親のすべてを見ている。」
 冒頭のビデオの言葉に、ドキッとしました。
 果たして、自分は子供にどのような姿を見せてきたのだろうか?
 部分ではなく、全体。
 宇城先生の言われる、統一体が、単に体の運用ではなく心や、生き方、すべてを含んでいるのだと感じたとき、今までの自分を振り返り、もっと早く自分自身と向き合い、真剣に生きていればと思いました。
「ゴミを拾っている自分。」
「席を譲っている自分。」
「卑怯を恥じとし、正々堂々を誇りとする。」
「型に心をのせる。」
  胸に染み入るような言葉を受け止めて、日々修行していきます。